お子様のための小児歯科

当院の小児歯科では、乳歯が生え始めるお子様から小・中学生ごろまでを対象に、お口の健康管理を長期にわたって、責任を持っておこないます。
- 歯や歯並びのチェック
- 虫歯などの治療
- 虫歯予防
- 歯列矯正の相談
当院の小児歯科の特徴
学芸大学駅から徒歩1分
お子様の定期検診や治療は、通いやすさも大事です。当院は学芸大学駅(東急・東横線)の東口から歩いて1分にあります。お子様が電車好きなら、毎回の通院が楽しみになるかもしれません。

お子様のペースに合わせた診察・治療
「歯医者さんは怖い」「治療は痛い」というイメージがあると、どうしても受診までのハードルが高くなりがちです。気になる症状があっても放置してしまい、状態が悪化する自体になりかねません。
当院では笑顔を大切に、お子様のペースに合わせて診察・治療を進めます。嫌がるお子様に無理に治療することはありません。

小学校の学校医も兼ねる
歯科医師が担当
当院の小児歯科担当は、鷹番小学校の学校医や目黒区の保健所での検診も兼務している、お子様に人気の歯科医師です。「ほかの歯科医院では治療を嫌がっていたのに、進んで通うようになった」とお喜びの声もいただいています。

噛み合わせを考えた治療
虫歯治療後の歯の詰め物・被せ物についても、しっかりと噛み合わせを考えて調整します。正しい噛み合わせにすることで、治療後の歯や顎への負担を減らし、将来的に起こりがちなトラブルを防止します。

保護者の方への歯磨きアドバイス
ご自宅での仕上げ磨きやケアの方法に「あんまり自信がないなあ」と思われている保護者の方は、ぜひお声がけください。歯科衛生士がわかりやすくポイントをお伝えします。

歯列矯正にも対応
出っ歯や反対咬合(受け口)など、お子様の歯並びに関するお悩みがある方も、ぜひ当院にご相談ください。お子様向けのマウスピース型矯正装置や、中学生以降が目安のワイヤー矯正も取り扱っておりますので、歯列矯正のご相談もお気軽にお声がけください。

小児歯科に通い始めるのは何歳から?
お子様が歯科医院に通い始める年齢の目安は、乳歯の奥歯(第一乳臼歯)が生えてくる1歳6ヶ月ごろです。当院がある目黒区では、1歳6ヶ月から2歳未満のお子様を対象とした、1歳6か月児歯科健診が目黒区保健所などで受けられます。

そこで指摘を受けたり、「もう少し詳しく見てほしい」「歯並びがちょっと気になる」と思われたりした際は、お気軽に当院までご相談ください。

子供の虫歯について
子供の歯は虫歯になりやすい
大人の歯と比べると、子供の歯は、歯の表面のエナメル質が薄くて柔らかいため、虫歯になりやすく、虫歯の進行が早い、という特徴があります。また乳歯の初期虫歯は白く濁った見た目をしており、虫歯だと見分けにくいです。

磨き残しに注意
お子様は甘いお菓子やジュースが大好きです。一方で、仕上げ磨きを嫌がるケースや、自分でおこなう歯磨きでは汚れ落としが不十分なことが多いため、どうしても虫歯のリスクが高くなります。

歯科治療は3歳頃から可能
園や学校検診で虫歯を指摘された方の来院が多いですが、虫歯治療は3歳頃から可能です。虫歯を未然に防ぐためにも、歯が生え揃った頃から定期検診での歯とお口のチェックをおすすめします。

仕上げ磨きに不安がありませんか
仕上げ磨きが大事とは知っていても、忙しい保護者の方にとっては負担になる日もあると思います。「仕上げ磨きが不足しているな」と感じたら、気軽に当院の歯のクリーニングを活用して、清潔なお口をキープしてあげてください。

お子様の歯を虫歯から守る
予防歯科
予防歯科とは、虫歯などお口の中の病気を予防することを目的とした取り組みのことをいいます。当院では以下の4つの取り組みを続けながら、お子様の大切な歯とお口の健康を守ります。

①定期検診
定期検診ではお口の中の健康状態を確認し、トラブルを未然に防ぎます。
- 虫歯になっていないか
- 歯茎に腫れはないか
- 汚れがたまっていないか
- 歯並び・噛み合わせは正常か

②歯磨き指導
お子様の大切な歯を守るためには、上手に歯を磨けることが必要不可欠です。歯磨き指導では、歯科衛生士がお子様の年齢や歯の状態にあわせた、歯磨きの仕方をお伝えします。
歯磨き指導の流れ
- 1.染め出し剤を使って磨き残しのチェックをおこないます。
- 2.お子様や親御さんの歯磨きの仕方を確認します。
- 3.歯ブラシの正しい持ち方や磨き方をお伝えします。
- 4.専用の機械で歯のクリーニングをおこないます。

③フッ素塗布
子供の歯は大人と比べて、エナメル質(歯の表面の部分)が薄くて柔らかいため、虫歯になりやすいです。歯と歯の間や奥歯を含めた、歯全体に高濃度のフッ素を塗ることで、虫歯を予防します。
メリット
- 歯のエナメル質を強くします
- 虫歯菌の活動を抑えて
歯が溶けにくくなります - 歯の再石灰化を促して
虫歯を予防・修復します
デメリット
- 効果の持続期間が短く
定期的なフッ素塗布が必要になります - 歯にフッ素を浸透させるため
塗布後30分間は飲食ができません

フッ素塗布の流れ
- 1.歯の表面をクリーニングします。
- 2.ジェル状のフッ素を歯に塗ります。
- 3.終了です。30分間は飲んだり食べたりをしないでください。

④シーラント
生えたての奥歯は溝が深く、歯ブラシで磨きにくいため、虫歯になりやすい部分です。予防歯科でおこなうシーラントは、奥歯の溝を歯科用のプラスチック(シーラント剤)で埋める処置のことです。
メリット
- 食べカスや細菌の付着を防ぐ
- フッ素配合で歯を強くする
- 痛みがない
デメリット
- 虫歯が進行している歯には使えない
- 食べ物やお口の癖によってシーラント剤が外れることがある

シーラントの流れ
- 1.歯の表面を専用ブラシでクリーニングします。
- 2.シーラント剤が歯に付きやすくする薬を塗り、水で洗い流します。
- 3.歯の溝にシーラント剤を流し込みます。
- 4.光を当ててシーラント剤を固めます。
- 5.しっかりと固まったことが確認できれば完了です。
※状況に応じて、噛み合わせの調整や表面を削る処置をする場合があります。

よくある質問

虫歯
子供の虫歯ができやすい場所はどこですか?
虫歯は、歯と歯の間や歯の表面の溝などにできやすいです。乳歯の初期虫歯は白く濁るため、虫歯だと気づきにくいです。そのため定期検診での早期発見がとても大切です。
家でできる取り組みはありますか?
やはり歯磨きが基本です。低年齢のころは歯を磨くことがまだ上手ではないため、保護者の方に寝る前の仕上げ磨きを頑張っていただきたいです。 お子様が嫌がってしまい、仕上げ磨きが難しい場合は、お気軽に歯医者の力を活用してください。
気をつける食べ物はありますか?
虫歯の原因となりやすい食べ物は、飴、チョコやキャラメルなどの甘くて歯の表面に残りやすいものです。また、スポーツドリンクや清涼飲料水など、砂糖がたくさん入った飲み物も同様です。ほかにも、炭酸飲料やグレープフルーツ、飲むお酢などは「酸」が強くて、歯のエナメル質が溶けやすくなります。食べたり飲んだりした後は、ブクブクうがいをする習慣をつけましょう。
歯磨き以外の虫歯予防法を教えてください。
食事中によく噛むことです。噛むことで唾液の量が増え、歯についた食べカスや歯垢を洗い流してくれます。また、噛む回数が増えると満腹感を得られやすくなり、食欲が抑えられます。それによって間食(食べる回数)が減れば、必然的に虫歯のリスクも減ります。
定期検診
定期検診は何ヶ月に1回行けば良いですか?
お子様の場合は、乳歯から永久歯への歯の生えかわりがあったり、顎など身体の成長が著しかったりして、お口の中が変わりやすい時期です。そのため、理想は3〜4ヶ月に1回、最低でも6ヶ月に1回の定期検診をおすすめしています。
時間はどれくらいかかりますか?
お子様の定期検診にかかる時間は30分くらいが目安です。
費用はいくらかかりますか?
定期検診には公的医療保険が適用されます。東京都にお住まいの乳幼児のお子様が定期検診を受ける場合、乳幼児医療証の提示で、窓口負担は0円になります。
また、小中高生のお子様は、健康保険証またはマル子医療証やマル青医療証の提示で、1回200円になります。
フッ素塗布
何歳から何歳までフッ素を塗った方が良いですか?
乳歯が生えそろう1歳半から、永久歯が生えそろう15歳くらいまでが、フッ素塗布をおこなう目安になります。フッ素塗布に年齢制限はないので、大人の方も受けていただけます。
1回で効果はどれくらいもちますか?
フッ素塗布による虫歯予防の効果は3~4ヶ月程度です。定期検診の度に、フッ素の塗り直しをおすすめしています。
フッ素入りの歯磨き剤との違いは何ですか?
最も大きな違いは、フッ素の濃度です。お子様向けのフッ素入り歯磨き剤の濃度が500ppm~1,450ppm程度に比べて、歯科医院で用いるフッ素は9,000ppmと高濃度です。そのため、より高い虫歯予防の効果が期待できます。
家でもフッ素入り歯磨き剤を使った方が良いですか?
はい。歯科医院でのフッ素塗布に加えて、毎日のケアでフッ素入り歯磨き剤を使うことで 虫歯予防の効果をさらに高めることができます。お子様向けの歯磨き剤や使い方も、ご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。
シーラント
対象となる歯はどれですか?
乳歯の奥歯や、生えたての永久歯の奥歯が対象です。特に歯の溝が深い歯におこなうと、虫歯予防の効果が高いです。歯に穴が空く前の初期の虫歯(C0・C1)ならば、治療せずにそのまま施術をおこなう場合もあります。
シーラントをするタイミング(年齢)はいつですか?
シーラントをおこなうタイミングの目安は、次の通りです。 乳歯の奥歯が生え始め、診療用チェアに一人で座れる頃(3歳~) 永久歯の奥歯(第1大臼歯)が生えた頃(6歳~) 永久歯の奥歯(第2大臼歯)が生えた頃(12歳~) 低年齢のお子様は嫌がることも多いため、可能な範囲で処置をおこないます。
時間はどれくらいかかりますか?
施術にかかる時間は、歯1本あたり5~10分程度です。歯を削ったり、注射をしたりはしないので、お子様への負担が少ないです。
シーラント後、すぐに飲んだり食べたりはできますか?
問題ありません。フッ素塗布のように、時間をあける必要はありません。
効果は何年くらい続きますか?
歯の状態やお口のケアの状況によって異なりますが、一般的に2~5年間と言われます。ただし、食事や歯磨き・お口の癖(歯ぎしりや食いしばり)などによって、シーラントは徐々にすり減ったり外れたりするので、再びシーラントをおこなう場合もあります。
いつまでシーラントのやり直しが必要ですか?
歯が生えてから、ある程度の年数が経ち、歯が丈夫になれば、シーラントは不要になります。
お子様のお口のご相談は
目黒アーク歯科へお越しください

成長期にあるお子様は、歯や顎の成長だけでなく、虫歯の進行も早いため、定期的な歯科検診やメンテンスが必要不可欠です。当院は噛み合わせまでしっかり考えた、治療や予防処置をおこなっております。お子様のお口の中のお困りごとや心配ごとがありましたら、当院までお気軽にご相談ください。