矯正治療の流れ
初診
概要を説明します。
検査
歯の型、かみ合わせ、口腔内写真、顔写真、レントゲンなど採得します。
診断
不正咬合の種類、治療方法の提示。矯正治療基本料金の決定、その他。
動的治療開始
固定式矯正装置による治療を開始。
来院間隔は3~4週間に1度。歯磨き指導もあわせておこないます。
動的治療終了
保定開始
矯正装置をはずし保定装置による後戻りの防止。
程度が良ければ来院間隔をあけていきます。
終了
矯正装置について
[メタル] ─ 通常の矯正装置
歯面にブラケット(金属の装置)がつきます。
メリット
- 装置が壊れにくい
- 装置とワイヤーの滑りが良く、歯の動きが若干早い
デメリット
- 目立つ
[セラミック] ─ 白く半透明な装置
形はメタルブラケットと同じですが、色が白なので目立ちにくいです。
メリット
- 目立ちにくい
デメリット
- 金属に比べて多少弱い
[リンガル] ─ まったく見えない装置
歯の裏側にブラケットをつけるため、矯正治療をしていることが、まず分かりません。
メリット
- 全く外から見えないため、人にわからないまま矯正治療がおこなえる
デメリット
- しゃべりにくい
- 舌に当たりやすい
[カスタムメイドリンガルブラケット矯正装置]
歯の裏側からの矯正装置の短所として
①しゃべりづらい
②舌があたって痛い
③歯の動きが遅い
などをすべて改良した最新のカスタムメイドリンガルブラケット矯正装置をご紹介します。
今やヨーロッパなどでは主流になりつつある装置です。
コンピューター計測による患者様一人ひとりに装置を作る完全オーダーメードです。
この装置は患者様の快適性と治療効果という面で自信を持ってお勧めできます。ぜひご相談ください。
※薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
[クリアティーSL]
表からの矯正装置で
①審美性が良い
②治療スピードが早い
③痛みが少ない
④清掃性がよい(汚れがつきにくい)
などの利点がたくさんあるシステムです。
[マウスピース矯正]
透明なマウスピースを用いておこなう矯正治療です。
患者様はただ透明なマウスピースをはめておくだけですので簡単ですが症例によっては使えない場合もあります。
矯正治療についてのQ&A
矯正治療は何歳くらいから始めればいいの?
早いお子さんですと3歳くらいから治療を開始する事もありますが、不正咬合の状態により適した時期が異なりますので是非一度専門医にご相談下さい。
成人になっても矯正はできるの?
もちろん大丈夫です。歯と歯を支えている歯周組織がしっかりしていれば問題ありません。
当クリニックでもたくさんの成人の方が治療されております。60代以上の方もいらっしゃいます。
矯正では歯を抜くと聞きましたが、抜かなくてもできますか?
最近では歯を抜かない矯正をすすめている医院もありますが、日本人の顎にすべてそのまま当てはめることは不可能と考えております。もちろん抜かないでも可能なケースもありますし、何がなんでも歯を抜くということではありません。
顎の大きさと歯の大きさ、口元のバランスを考えて治療方針を提案し、患者様とお話をしてご納得いただいたうえで治療にすすみます。患者様が矯正治療をして本当に良かったと思っていただけるような治療を心がけています。
矯正装置が目立つのがイヤ?
当クリニックでは目立ちにくい透明な装置や白いワイヤー、歯の裏側に装置を付ける舌側矯正など、様々な矯正治療を行っておりますのでぜひご相談ください。
「舌側矯正認定医」
痛みはありますか?
矯正装置を付けた時やワイヤーを交換した時等、処置後お痛みを感じる場合がありますが数日で慣れてきます。
当クリニックでは患者様の痛みに対する負担を出来る限り軽減するよう治療しております。
来院間隔は?
矯正治療中は3~4週間に一度、ご来院いただいております。
当クリニックでは離島を含めた日本各地から通院してくださっている患者様がおられます。遠方にお住まいの方は来院間隔を長くしたりと相談しながら治療を進めますので、ご安心ください。
矯正治療の料金について
トータルフィーで安心
矯正治療の場合、歯の動きには個人差がありますので、計画していた治療期間よりも長くなることがあります。そんなときでもトータルフィーだと安心です。
患者様は見た目がだいたい治ってくると「これくらいで終わりかな?」と思われる方もいらっしゃいますが、ドクター側からすると患者様が適切な噛み合わせで長く美しい歯並びをキープしていただくためには、細かな噛み合わせ等、完璧に治療するまで妥協は許したくないのです。そういった場合、毎回の処置料はかかってしまうので患者様にとっては不満に感じてしまいます。トータルフィーであれば来院時の処置料もかからず、患者様も安心して治療に臨めますし、ドクター側からも納得のいく治療をしやすくなります。
当クリニックでは毎回の処置料分も矯正料金に組み込み、トータルフィーとしてよりわかりやすい治療を目指します。
料金表
検査料 | ¥38,500 |
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診断料 | ¥5,500 |
矯正治療基本料金 | |
部分治療 | ¥110,000~ |
小児治療(乳歯期) | ¥55,000~¥165,000(トータル) |
第1期(~12歳頃まで) | ¥330,000~¥385,000(トータル) |
第2期(12歳頃~成人) | ¥770,000~¥935,000(トータル) |
透明なマウスピースを使用した治療の場合 | ¥880,000~¥1,045,000(トータル) |
上顎が裏側、下顎が表側の装置を使用した場合 | ¥1,155,000~¥1,265,000(トータル) |
上下顎とも裏側の装置を使用した場合 | ¥1,375,000 ~¥1,485,000(トータル) |
毎月の処置料 | ¥0 |
保定装置代金 | ¥0 |